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ROEとROAの計算式とは?

 ROAの計算方法には以下のようなものがあります。

  1. ROA=純利益÷総資産(株主資本+負債)
  2. ROA=売上高利益率×総資本回転率
  3. ROA=(経常利益÷売上高×100)×(売上高÷総資本)
ROAは売上高利益率と総資本回転率の積で求められます。このことからROAを向上させるためには売上高利益率と総資本回転率のどちらか、もしくは両方の値を高めることが大切だということがわかります。
売上高利益率はキャッシュマージンの圧縮、総資本回転率は不良資産の圧縮によって向上させることが可能です。

ROEの値を求める式は数通りあります。

  1. ROE=ROA×財務レバレッジ
  2. ROE=純利益÷純資産(総資産−負債)
  3. ROE=当期利益÷株主資本(自己資本)
  4. ROE=(税引き後利益÷総資産)×(総資産÷株主資本)
ROEの計算に使われる自己資本(株主資本)は純資産額から新株予約権および少数株主持分を控除した額になります。
ROEを高い水準で一定に保っている企業は今後株主資本・利益ともに拡大する可能性がありますが、低い水準で一定になっている企業は今後株主資本・利益はそれほど拡大する可能性がないと判断できます。
アメリカでは多くの企業でROEを意識した経営が行われており、ROEの値は15%が目安とされています。ROEが15%ということは、100万円の自己資本を使って15万円の儲けを出していることになります。
日本企業のROEの値の目安は約12%です。

 ROEの算式から考えると、企業が負債を増やせば財務レバレッジの数値が高くなりROEの値も上がると思われますが、実際に負債を増やせばそれだけ支払利息が膨らむため、最終的な利益額は少なくなります。,
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